『ヒミツ』第11巻 42 親たち2
42 親たち2
人類の支配構造は、こうなってる。
ネガティブ勢力は、字義通りの意味で別次元から
こうしたピラミッド構造を操っているの。
残念ながら、人類程度の知能では太刀打ちできない。
・・・でも、そもそも、「太刀打ち」する必要ってあるのかしら?
あなたには、そこを考えてほしい。
なぜなら、あなたこそ、彼らをさらに凌駕する
「より高次元の存在」だから、よ。
もしあなたが本気になれば、一瞬でネガティブ勢力をせん滅できる。
それくらい、4次元勢と5次元勢には、
圧倒的な知能とテクノロジーの差があるの。
でも、愛そのものにまで昇華した心優しいあなたは、
そんなことしない。
だからネガティブ勢は安心し、ある意味甘えて地球にはびこり、
「殺伐ゲーム」をさかんに人類に移植してるのよ。
そしてあなたは、ちゃっかりそうしたネガティブ劇場に便乗してる。
愛そのものにまで昇華したあなたは、
もはや愛以外の経験ができなくなっており、
ある意味で《魂の進化》が停滞気味。
愛ある夫婦だって、マンネリ化するでしょ。(笑)
しかも、あなたの寿命ときたら、地球の時間でいうとほぼ無限。
万年とか、億年とか、そんなレベルじゃないのよ。
そりゃ、サバゲーみたいな刺激も欲しくなるってもの。
あなたが地球を見つけたとき、目が輝いた。
正直、ちょっと興奮した。
ニヤってしながら。
だって、もうご先祖様たちもとっくに忘れていた、
「殺伐ゲーム」がまたできるのよ。
いい大人が童心に帰って週末に玉蹴りに夢中になる感じ、って
言えばわかりやすいかしら。
半ばあきらめかけてた「魂みがき」にまた取り組むことができ、
「進化の階段」をあらためて上ってける喜び。
源へと帰還する悦楽。
あなたはね、3次元の物理的な肉体とは別の存在なの。
ただ、自らの意思で、人類に重なっているだけ。