『ヒミツ』第11巻 32 レシピ 1
2025.04.10
その他
32 レシピ 1
「歴史のレシピ」が読めているあなたなら、なぜこのタイミングで、
神様が怒涛の円債発行を進めているか、も理解できるはず。
そりゃ、そうよね。
来年からの「日本バブル」を知ってるんだから、当然の対応。
実はね、筆者の会社も今年、
りそな銀行を引受先として社債を発行したわ。
メインのスピーディア社が3億円、サブのアクセリア社が1億円。
神様みたいに巨額の発行は無理だけれど、
可能な範囲で、彼は最大限の社債発行を行ったの。
来年以降のニッポンバブルに、ちゃっかり便乗するためよ。
といっても、彼の会社は株式投資なんてしない。
タックスヘイブンを自在に活用なんてできないので
一時的に大もうけしても意味ない、って考えているから。
それよりも彼は、自分なりのブルーオーシャン作りに邁進してるわ。
戸建て住宅の賃貸、よ。
土地も建築価格も上がっているので、新築戸建ての賃貸は
きわめて利回りが悪い。
下手したら赤字。
だから、ほとんどだれも参入してこないの。
いるのは、転勤で空いたから貸す個人の大家さんか、
たまたま新築の建売を投げ売り価格で入手できたので貸す、
という地元の零細不動産屋だけ。
プロたちはみな利回りの高い集合住宅で食いあっており、
都心という、永遠のレッドオーシャンで今後も勝負していくみたい。
でも、彼が作り込んでいる新築戸建ての賃貸は、
ほぼライバルがいないブルーオーシャン。
まったく儲からないので経済合理性がない、意味ない、
人口減少で今後衰退していく、とみなが判断し捨てた市場。
・・・でも彼は、「歴史のレシピ」を読んだのよ。
自分の頭で考えて。
答えは、5年後には出る。
どうなるかしら? (笑)