『ヒミツ』第11巻 31 連携9
31 連携9
トンデモトランプがいきなり非常識なこと連発してる、って
調子の報道が多いけれど、はたしてそうかしら?
アメリカの政策ってね、基本的にはシンクタンクたちが決めてるの。
大統領選には400億円も500億円もかかるって言われてるけど、
当然、個人でそんなに用意できるわけもないし、
企業献金だって草の根募金だって、ほんとはたかが知れてる。
こうしたシンクタンクたちが、タニマチのあっせんもしてるのよ。
モチ、自分自身もそのタニマチの資金で運営されてるから、
そうした資金は完全にヒモつきとなる。
米系シンクタンク&タニマチたちは、
世界経済全体をいったん崩落させることにしたの。
「報復関税」という名の、自国民への重課税合戦によって。
各国、威勢のいい反米発言をあうんの呼吸でくりかえしているけれど、
それを翻訳するなら、「わが国経済を重課税によって破壊し合います」って
感じかしら。
思考を停止した国民たちは、今回もまた「そうだ!そうだ!」って、
メディアに踊らされてる。
いい?
あなたの政府は米国に反戦してるんじゃないの。
あなたに戦争をしかけているのよ。
あなたの暮らしを破壊する、重課税戦争を。
その意味で、はじまっているのは、実は第三次世界大戦。
各国政府が、自国民に対してしかける課税戦争よ。
ここが読めるなら、不思議な現象がこれから起こることもまた
読めるはず。
なぜか世界に1か国だけ、米国へ報復関税を行わない国が出てくるの。
お手羽先メディアたちは、すでに世論誘導をはじめてるわ。
一見すると、国民に冷静な対応を呼びかけているように
見えなくもない。
でも、その実態はというと、なぜか過去30年間ひたすら
重税化路線を歩んできたこの国が突然それを放棄する、
むしろ減税路線へと大きく舵を切りはじめる、という
これまた「あうんの呼吸」での方針転換なの。
財務省解体運動は、実はその先発隊だった。
自公大敗による、次期政権のレイムダック化もしかり。
秋以降の日本が余計な動きをしないよう/できないよう、
あらかじめグダグダ政権を準備とく、ってわけ。
来年から、日本だけ「不作為」で経済が活性化するように。
いい?
こうやって歴史は作られていく。
読めるあなたは大丈夫よ。
安心して、《ゆるやかな連携》づくりに集中してね。