『ヒミツ』第11巻 29 連携7

2025.04.07 その他

29 連携7

たとえば筆者の会社では、会議は「ありがとうございます」と

言ってから始められる。

感謝から出発すると議論が建設的になり、

自分とは異なる意見も尊重する流れを作りやすくなるから。

ほかにも、少人数で輪になって読書会をしたり、

上司が部下の話をひたすら聞く「伴走面談」、

上から知識を下げ渡すスクール形式ではなく、

先生もいっしょになって考えるスタイルの研修など、

ユニークな取り組みをいろいろしてる。

こういうのがウザい、押しつけだ、と感じる人たちは次々と辞めていき、

いまは基本的な経営方針を共有できる方だけが残っている。

当社の経営方針は、

①好きなことを

②たのしみながら、

③やりやすいやり方で、

④他人に役立てる。

そして、⑤それをマネタイズしていく

だった。

そのために、「得意分野持ち寄り制」という制度も作った。

苦手を克服する必要もなければ、

がまんしてヤな業務をやらされることもない、という仕組み。

みんなが自分の芸風を大事にして、

他人のポンコツも自分のポンコツも受け入れ、

得意分野で貢献してくれればそれでいい。

たったの40名ちょっとで、グループ年商28億円を回してるって、

ちょっとおどろくべき効率性だと思わない?

そのヒミツがこれなの。