『ヒミツ』第11巻 24 連携2

2025.04.02 その他

24 連携2

2つ目の条件は、相手の尊重。

人はみな、考え方も感じ方も、何を大事にしているかも、

なにが心地よいのかも異なる。

この多様性こそが、進化のカギ。

あなたがこれまで船乗りしたり、貴族したり、男性だったり、

女性だったり、中世のアフリカに住んでたり、と

いろんな人生を体験してきたのは、

魂を多方面から多角的に多彩に磨いていくためだった。

あなたは何百年も、何千年も、何万年もかけて磨いていく

価値の高い原石なので、みんなが協力してくれたわ。

あの部下はひっかけ問題を用意してくれ、あの子は利己を準備、

夫は浮気を、妻は愛憎劇を、友人は裏切りを、親は押しつけを、

上司は無理解を、客はわがままを、って

みんながあなたのための磨き台をこしらえてくれたでしょ。(笑)

そのたびにあなたは右往左往押し、ドツボにはまり、

イジけたりスネたりひがんだりしながら、人として成長してきた。

立派に傾きながら、ね。

いいのよ。

そこがあなたのチャームポイント。

個性って、多様で多層的で多面化された傾きのことなんだから、

その複雑怪奇かつ不合理極まりない「芸風」を大事にしたらいい。

みな、違っていていい。

自分の「芸風」を大事にしながら、①好きなことを、

②たのしみながら、③やりやすいやり方で、④他人に役立てる。

そして、それらを⑤マネタイズしていく。

協力しながら、ね。

当社は「得意分野持ち寄り制」だったでしょ。

ヤなことや苦手なことは、好きな人&得意な人に任せ、

自分は強みに特化。

肩で風切るあなたの方がステキよ。

・・・でも、それと同時に、他人の「芸風」にも理解を示してほしいの。

あの石頭も、あの消極性も、あの不勉強性も、この無理解も、

その人にとってはきわめてナチュラルな、かけがえのない個性。

あなたがどうこう言えるものじゃないし、言ったところで

彼女の脳の物理配線が変わるわけでもないない。

あなたの尺度や判断基準で、切り刻まないでほしいの。

ジャッジを振り回したり、レッテルを張って理解したつもりになるって、

愛と調和をベースに生きるあなたには似合わない。

放っとくのよ。

そこは他人の領分。

他人もまた原石たちだから。

隣の磨き台で、美しく研磨されていく途上の宝石たちなの。

連携はあくまで《ゆるやか》がいい。

そして、他人の「磨き台」は放置。