『ヒミツ』10巻  27 メカニズム11

2024.10.11 その他

27 メカニズム11

①給料は高く

②残業は少なく

③休みは多く

④仕事はおもしろい

筆者が掲げた、当社の「働き方改革」のゴールよ。

評価してみて。

あなたなら、できる。

この1年間、彼は美しい言葉なんて使わなかった。

正しいロジックも。

彼はひたすら、数字で結果を求めつづけてきた。

きびしく現実を突きつけてきた。

反発し、たくさんの人が辞めていったけれど、

美しい言葉で正しいことを言う人々が招いていた結果と、

彼があたらしく生み出そうとしている結果を比べてみて。

彼はこれからも遊んでいく。

仕事はいつも、ふざけ半分。

おもしろいからやる。

好きなことだけやる。

きびしい姿勢とは一見矛盾するようだけれど、

高いアウトプットを保ちつづける人々はみな共通して、

人並見以上に仕事をたのしんでいるわ。

だからこそ、成果がともなうの。

苦手なことは、得意な人にまかせる。

がんばらず、がまんぜず、自分を押し殺したりしない。

せいいっぱい、いまを生きる。

きびしい現実に向き合いながら。

エンジョイしながら。

彼は最近、おもしろい映画を見た。

「侍タイムスリッパー」よ。

インディーズの低予算作品がSNS等で話題になり、

1館だけの上映から全国上映へと広がっためずらしい作品。

見れば、理由がわかる。

剣術の使い手なんて、現代社会ではなんの価値もない。

彼は「切られ役」として生きるしかなかった。

でも、彼は精一杯生きた。

その姿は周囲の人たちに影響を与え、

やがて観客をも動かし、全国上映へとつながっていったの。

これこそ、まさに筆者がやろうとしていること。

搾取をともなわない企業体を作り、

こうやったら「構造たち」に飲み込まれずに済むよ、

ちゃんとこれからも、豊かに幸せに生きていくことが可能だよ、

って実例を創出すること。

そのカギとなるのが、神々の覚醒なの。

それこそが、彼が回そうとしているメカニズムの本質。