『ヒミツ』10巻  18 メカニズム2

2024.10.02 その他

18 メカニズム2

仕事がなくなったら、どうしよう?

健康を害したらどうしよう?

老後は大丈夫?

なにかあったら、もしものときは・・・・。

なぜ現代人は、こんなにも不安なのかしら?

なぜあなたは、不安なの?

それはね、ラットのレースを走ってるからよ。

例の、「条件付きの幸せ」ってやつ。

条件が満たされたら幸せになれるということは、

満たされていないと幸せにはなれない。

だから、条件が脅かされないか、減らされないかと心配になるの。

条件が多い人は勝ち組。

少ないと負け組。

だからみんな、より多く手に入れ、しっかり守り、内に抱え込もうとする。

そして、抱え込むほどに体は疲れ、心はすり減ったまま、

今日もひたすら条件を追い/守る人生に。

多くの現代人が無自覚に、なかば意識的に、

こうしたドツボにはまってる。

・・・でも、あなたは気づいた。

気づいたのなら、条件なんか飛ばして、

いますぐ、なにも使わずに、なにかに依存しなくても、

即幸せになれる、って。

条件と無関係に幸せになれるとすれば、

追いかけなくても、守らなくてもいい。

すでにある手元の豊かさに意識のフォーカスを

向けるだけなのだから、そこから先はすべてボーナス。

なくても十分幸せだけれど、あったらあったでなおよい。

ここから先の人生はすべてがボーナスだ、って考えよ。

筆者はこれを、「セカンドベストの幸せ」と呼んでるの。

たしかに彼方には理想の暮らしがあり、

理想の収入、理想の家、理想の仕事、理想の人間関係、

リソーのパートナーといった「条件たち」があるでしょう。

別に、悪くはない。

あってもいいの。

でも、なくてもいい。

そのことと、いまが幸せかどうかは関係ない。

あなたの意識が手元の豊かさにフォーカスするとき、

そこからは、即「いまここにある幸せ」が立ち上がってくるのだから。

いまの家族と、いまの同僚と、いまの仕事で、

いまのお給料といまのお家で奏でる幸せ。

いまある手元のリソースを使って、

いま可能な幸せづくりを、いますぐ行う生き方。

理想ではない、「セカンドベストたち」に囲まれて生きる方法よ。

いまある手元のリソースを用いて、

「いまここで可能な小幸せたち」を積み上げていくの。

本田健『幸せな小金持ちへの8つのステップ』