『ヒミツ』10巻 02 創造のプログラム1

2024.09.03 その他

02 創造のプログラム1

彼の会社では、あたらしい創造のプログラムがこの9月から

はじまっている。

世界のほんとうの構造への理解を深め、

自分がほんらいもっている能力を覚醒させ、

社員一人一人が驚異の能力を開花させていくプログラムよ。

・・・と言っても、別に特別なものじゃない。

内容は過去ブログに書いてあるものばかり。

それを体系的に学び直し、

習慣化して日々の暮らしの中で実際に活かし、

不都合があれば自分の力で補正していけるようにする、というだけ。

「だけ」ってさらっと書いたけれど、実際にやるのは非常に難しい。

事実、地球上に生息する人類の9割にはできない。

この地球という星では、ありとあらゆる場所に

ネガティブなエネルギーが満ち満ちており、

そのエネルギーにマイナス方向で共鳴した人々が暮らしている。

テレビをつければ何名殺された、誰が逮捕されたとか、

陰鬱な世相が詳細に映し出される。

見た人たちはもれなく波動が下がり、

ネガティブな気持ちになっていくわ。

映画館に行けばゾンビやサイコパスたちが、

書店に行けば連続殺人小説とスキルアップ本が、

実は根っこが同じものであることを隠すことなく並んでる。

病院や公共機関に行くといまだにマスクだし、

空気感染には無力の手洗い/うがい、三密回避が推奨される

おかしい、って誰も思わないこうした倒錯劇の背後には、

不安を内面化した「被害者たち」の過剰防衛が潜んでいるの。

彼の創造のプログラムは、それらを一つずつ解消していくもの。

消し去る必要はなく、感謝の気持ちをもって

「いままでありがとう。けど、もういいよ、わたしには必要ないよ」って

外していくプログラム。

十分小さくなり、自由な跳躍を阻害していた重しが外れさえすれば、

みんな自分の力で豊かになれる。

幸せになれる。

それを体系的に学んでいきましょう、という提案なの。

彼の会社は営利団体なので、営利活動に必要な範囲の強制はある。

だから、それを超える部分に対しては、権利の侵害にならないよう

「提案」という形で提示されるのが常よ。

こうやったら自由になれるよ、こう考えたら不安が減るよ、

こういうワークが有効だよって。

実際、先行して実行してきたリーダーたちはみな所得が増え、

休みも増え、被害者を卒業することができるようになってきた。

仕事を自己表現としてたのしんでいるので、

「給料はがまん代」「生活費を得るための苦役」派の人たちとは、

アウトプットのレベルがまるで異なっている。

そうした先行者たちをお手本にして、

社員一人一人が、ほんらい自分が持っていた資質を

余すところなく発現させるものこそ、

「創造のプログラム」なのよ。


ああ