『ヒミツ』第9巻 29 ライフスタイル 01
29 ライフスタイル 01
筆者のライフスタイルについても、少し話しておくわ。
彼の朝は早い。
だいたい、AM 3:00 前後には起きてる。
ベッドの中で、目が覚めるでしょ。
その直後の1~2分が、実は最高のインスパイア・タイム。
まだ脳全体がほんらいの活動状態になっておらず、
ぼーっとしてる状態。
これは深い瞑想状態に近似しているの。
超絶的なナイスアイディアを思いつきやすい。
問えば、神がかり的な名答が返ってくる。
積極活用する人は少ないけどね。(笑)
ただし、注意点もある。
心が傾いてると、おかしなエネルギーとの効率的な共鳴点にも
なっちゃうの。
テレパシー的な感覚がビンビン状態なので、
驚異の能力を授けてもらえたり、未来が見えたり、甘くささやく声が聞こえたり、
目先は効果絶大だけれど長期的には自滅へまっしぐら、なんて
アイディアを思いつきやすいのも、この時間。
筆者にもよく未来のビジョンが見えてた。
でも、そのおかしさに気づいてからは、割り切ってこの時間帯は
基本捨てている。
彼が行った「能力の封印」のひとつよ。
「わたしは、わたし以外とはつながりません。おかしな接続は不要です。」って、
心のなかで唱え(アファメーション)、通信の遮断をいまでもときどき行うわ。
特にポジションが上がるほど、他人への影響力が増すほど、
あなたは狙われやすくなる。
その覚悟は持っておいた方がいい。
つながり先が自分自身だと確信できるときは、
ほんとうに困っていることを相談することもあるけれど、
それは例外的な緊急避難。
基本、ふだんは使わない。
逆に積極活用してるのが、その後の30分くらいの寝ぼけ帯。
クリーンかつニュートタルな状態で、カンピュータの力が
いかんなく発揮される時間帯よ。
筆者の場合、重要な経営判断のほぼすべてが、この時間に行われている。
熱心に他人の意見を聞くのでもなく、熱い議論を戦わせるのでもなく、
一人静かに決断を行う時間帯。
ベッドの中でごろごろしながら、半瞑想状態でね。