『ヒミツ』第9巻 10 WQテスト02

2024.04.17 その他

10 WQテスト02

WQテストに合格するには、まず

「少なくとも自分に関するかぎり、自分が最強」

という自己認識を持つことが大事。

被害者の人たちはね、自分は被害を受けやすい、

自分は弱者である、という自己認識を持っている。

それは、相手の方が上位だ、相手の方が影響力が強い、

相手の方が主で自分は従、という前提の裏返してもあるの。

これらの前提は、「無意識の活動基準」と言い換えてもいい。

服を着るときは右腕から通すか、左腕から通すかなど、

しょーもないものから、今日の晩ご飯は何にしよう、

メールの返信にこの1行は含めるべきだろうかとか、

人は毎日何万回も選択しながら生きてるけれど、

その9割以上は無意識下でなされた選択たち。

無意識に、「活動基準」を満たす方向で行われたものたち。

自分は劣位だ、という基準でね。

意識では、より幸せになりたい、より豊かになりたいと願うけれど、

無意識に行われる9割以上の圧倒的大部分の選択は、

別の方向性を示している。

ひどい場合、真逆のね。

けれど、意識は意識したことしか意識できないので、

意識的に行った1割未満の選択だけがすべてだと思い込んでる。

人生は、圧倒的に無意識下で行われた微小な選択たちで

構成されているというのに、それらのほとんどは

あなたの意識のコントロール下にはないのよ。

だからあなたの人生は、つねに思い通りにいかない、の。

でもあなたは気がついた。

真犯人は自分だったんだ、って。

気づいたのなら、対処可能よ。

こと自分に関する現実は、すべて自分の選択が生み出したもの。

こと自分に関する限り、自分が最強。

日々の膨大な無意識下の選択たちが変化すれば、

自分を取り巻く自分に関する現実もまた変化する。

いい?

他人を変える必要はないの。

世界を変える必要もない。

あなたが他人に関わる、その関わり方が変わるなら、

あなたに対して立ち現れてくる「他人とあなたの関係」も変化する。

あなたが世界に関わる、その関わり方が変わるなら、

あなたに対して立ち現れてくる「世界とあなたの関係」も変化する。

この同一人物が、Aさんにとってはやさしい善人なのに、

Bさんにとってはイジワルな悪人なのは、そのため。

この同一の世界が、Aさんにとっては豊かで幸せな世界なのに、

Bさんにとっては生きづらい過酷な世界なのは、そのため。

WQテストはね、世界創造のテストなのよ。

あなたにとっての《世界》は、今日も明日も来年も

100%あなた自身が生み出していくもの。