『ヒミツ』第8巻 48 地球の変化2
48 地球の変化2
地球上では、自然な災害も、自然ではなない自然災害も増える。
アメリカは、エコノミスト誌の予言通り、
新年早々、さっそく異常なハリケーンに襲われてるしね。
(なぜ当たるのか、自分の頭で考えるのよ)
気候も風土も動植物たちの生息状況も、大きく変わっていく。
地球は太陽の周りを1年かけて公転しているけれど、
太陽系自身もまた、銀河内を2億5千万年かけて公転している。
銀河系って、いくつもの「腕」状のものが回転する構造に
なっているでしょ。
(出典;宮川広「「宇宙のシャワー」)
太陽系はね、いま星々や、星間物質や、星間エネルギー、
ダークマター、ダークエネルギーなどが大量に分布する
「オリオン腕」を通過するフェーズに入っているの。
この期間、高エネルギー粒子=宇宙線が大量に地球に降り注ぐ。
宇宙線が空気中の水分子と反応すると、雲ができやすくなる。
当然、太陽エネルギーは反射されて届かなくなるので、
地球は寒冷化が進んでいくわ。(p.19以降)
宇宙線が海水に到達すると、水温を上げる。
それは、地球全体で見ればけっこうな熱量となり、
水分の蒸発を促す効果は無視できない。
当然、さらに雲はできやすくなるの。
熱移動を伴う海流の動きも変化するため、メキシコ湾海流など
大きな潮の流れがある地域は、気候も変化しやすくなる。
宇宙線が地面に到達すると、
そのエネルギーでマグマの活動が活発になり、
対流や大陸プレートの動きが活発になる。
そう、地震や噴火、海中からの新島出現が発生しやすくなる。
高エネルギー粒子の衝突は、あなたの脳内でも起こっている。
最近の脳科学は、脳の活動が微小管による量子効果に影響される
可能性をつかんでいるけれど、日々大量に降り注ぐ高エネルギー粒子は、
あなたのニューロンネットワークの活動に影響を与えずに済むものかしら?
スカスカの何もない空間を通過していたころとは
太陽系そのもののあり方が変わっていくの。
あなたの肉体のあり方も、もしかしたら、脳や意識のあり方も、よ。
太陽系の公転運動に適応しつつ、地球さんの変化にも対応しつつ、
社会の激変にも順応していくには、どうしたらいいだろう?
肥大化しがちな欲望や、悪化しがちな「心の傾き」を
うまくコントロールしていくには?
筆者の回答は、「自分でやるしかない」、「自分たちで生み出すしかない」よ。
自分たちに必要な豊かさを、自分たちで創造していくの。
奪い合い、搾取し合うのではなく、
欲望し合い、欲望させられ合うのでもなく、
「自分たちに必要なのは、これとこれです」と定め、
「必要なのはこれくらいの量です」と約定すること。
「そのためには、これとこれをやる必要があります」と合意し、
「ああしたことはやりません、必要ありません」と諒解し合うこと。
筆者の会社では今、これをモーレツなピッチで進めているの。
毎日のように、粛々と。