『ヒミツ』第8巻 28 あたらしい働き方3

2023.12.28 その他

28 あたらしい働き方3

大きく言うと、選択肢は2つしかないの。

①これまでと同じようにやる

②変える/変わる

どうちらを選んでもいい。

ただし、あなたの人生はその後、大きく異なったものになる。

こうしたことを口酸っぱく言ってるのはね、

じきに食べてくだけでせいいっぱい、いやそれすらきびしい、

という人々が増えていくからよ。

比喩ではなく、物理的に、文字通りの意味で。

近年、いろんな国が食糧輸出の制限をはじめている

需要の急減や円高の影響で、目先の物価は一服するかもしれないけれど、

長期トレンドとしては、食料品とエネルギー価格は上げられていく、

入手しづらくもなっていく、と考えたほうがいい。

これはね、グローバルおじさんたちの基本戦略であり、

重点課題なの。

食料とエネルギーと所得の3要素は、

国民たちの生存に直結する基本要素だから。

この3大要素を削減していくことは、人口の削減そのものといっていい。

世界シェア4割を握る最大のコメ輸出国であるインドが、

輸出規制を敷いた結果は、

多くの国々の食料事情に直接的な影響を与えていく

インドは、世界第二位の小麦輸出国でもあるけれど、

昨年おこなった輸出の禁止措置は一時的なものだったはずのに

再開されるめどは、2023年12月時点でもまだ立っていない。

ロシアも穀物合意から離脱を決定したため、

今後、世界の食料価格は上昇が避けられない見通し

主食だけでなく、動物性たんぱく質も制限されていく。

牛肉輸出世界第三位のアメリカは、大幅値上げ

輸出量は他国でも減少していく

安価な鶏肉は世界中で主要な食肉になっているけれど、

世界最大の輸出国であるブラジルでは、緊急事態宣言が出されたまま

鳥インフルが全土で猛威を振るっているという事実はなく、

今年5月にたった8件「野鳥から検出された」というだけで、

180日間の緊急事態宣言が発出され、今月それがまた延長されって、

まるで同国からの輸入制限が世界各国で進むよう、

自ら仕向けているみたいに。

豚熱の状況も、身近な問題として知っているでしょ

これからね、お肉やお魚は高級品になっていく。

安価に、好きなだけ、自由に食べられる、

という状況ではなくなっていくの。

当然、その先には、ゴキブリやコオロギがお待ちよ

なぜ、グローバルおじさんたちは、世界中で昆虫食を

広げていきたいのだろう?

あなたなら、なんとなくその理由を直観できるはず。

(ちくわの接種と同じ効果)

こうした世界の食料事情が徐々に作りこまれていくなか、

お給料が今後も安定的に入ってくる、

自分の会社がちゃんと存続しつづけられ、

利益を出しつづけることができるってね、

営業部門だけに課された「他人事」なんかじゃないのよ。

それは、あなたも積極的にコミットしていかなくてはならない、

あなた自身の問題なの。

ごはんを買えるかどうかって、文字通り、物理的な問題。

ウソみたいでしょ、この21世紀に。

日本でも、すでにエンゲル係数は過去最高水準に到達しているわ

あなたには、この事実をよく考えてほしい。

大局を、頭で見るのよ。