『ヒミツ』第8巻 26 あたらしい働き方1

2023.12.26 その他

26 あたらしい働き方1

筆者の会社では、あたらしい働き方を

模索する動きがはじまっている。

それは、あたらしい因果律の創造。

①なりたい自分になる。

②そのおかげで、周囲が豊かになる。

③だから、その副産物として会社も儲かる。

一般的な会社は、まず

③会社として利益を出し、

②それが関係者たちにも分配され、

①そのご褒美を受け取って個人がやりたいことをやる、って

感じじゃないかしら。

筆者は、それだと会社の利益が最優先となり、

殺伐ゲームにはまりやすいと考えているの。

ノルマが課され、予算の達成を目指し、

かなりキツいプレッシャーの下で数字を追わされる。

残業も増えるし、休みは取りづらく、心労は増すばかり。

疲弊してると仕事が嫌いになりやすく、

客も嫌いになりやすく、上司も会社も嫌い、

なんて状態になりがち。

かくして、ミスを連発したり、事故が多発するようになり、

その対応に追われてますます心身が疲弊し、って

スパイラルまで回りだしちゃう。

筆者の会社では一度、社内研修の一部として、

「この会社を倒産させるにはどうしたらいい?」って課題を出し、

社員みんなに自社潰しをさせたことがある。

銀行に手を回す者、個人情報を持ち出す者、

社長にネガティブな夢を見させるもの、

主な幹部を独立起業させる者、暗殺者を雇った者さえいる。

ガス抜きが目的なんだけど、そうとう盛り上がるわよ。

たぶん、どの会社でも、かなり盛り上がるはず。

この事実に、企業幹部は戦慄すべきじゃないかしら。

深層心理の奥の方で、自社を倒産させることを喜ぶ気持ちが

社員みんなにある、という厳然たる事実に。

いい?

偶然はない、人間に関するできごとは100%必然なの。

事故の多い部門、、クレームの多いチーム、

トラブルが絶えないプロジェクトってね、

関わっている人たちの、そうした深層心理の表れなのよ。

それがネガティブなエネルギーたちに利用され、

チーム全体が自滅に巻き込まれていくの。

人はみな、深層心理の深いところに抱えている思いを、

無意識についぽろっと、行動や会話やしぐさや判断に乗せなが生きてる。

生きることは選択することだったでしょ。

その選択のかなりの部分に、深層心理がかかわっている。

こうやって、多くの企業たちが自滅の道へ転落していくのよ。

だから筆者は、

ネガティブエネルギーが作用しやすい③→②→①ではなく、

社員たちのポジティブエネルギーが発現しやすい、

①→②→③のやり方を推奨しているの。

①なりたい自分になる。

②そのおかげで、周囲が豊かになる。

③だから、その副産物として会社も儲かる。

「なりたい自分」には通常、経済的に豊かな自分、

時間的にゆとりのある自分、充実した仕事をたのしむ自分、

職場の人間関係に恵まれている自分、

お客様に感謝されている自分など、

「会社がいい状態で回っていること」が含まれているはずよ。

創造者たちの創造パワーを結集し、共鳴させ、増幅させ合い、

業績がみるみるよくなっていくスパイラルを生み出すの。

①→②→③という、「あたらしい因果律」を創造するのよ。

人口が減り、市場が縮小していくなか、

これから企業間競争はますます苛烈になっていく。

創造者たちの創造力も、波動の上昇に合わせて

どんどんパワーアップしちゃう。

そうしたなか、

もし社員の大半がネガティブ方向で力を発揮していたら、

あなたの会社はどうなっちゃうかしら?

筆者の会社は、そこに重点的に取り組んでいるのよ。

どの会社でも、まんべんなく、ドラマが苛烈化していく前に。