『ヒミツ』第8巻 25 創造と被造6

2023.12.25 その他

25 創造と被造6

筆者の推奨は、仲間を作ること。

ユニット1の人たちと、対話や協力を深めていくの。

自然界を見渡してみて。

弱い動物ほど、群れを作ってるでしょ。

同調しなさいって意味じゃない。

そんな群れは必要ない。

そうじゃなくて、ポジティブな波動を共鳴させ、

増幅させ合い、お互いの創造性がより高まるような、

コアな協力関係を樹立できる仲間を作っていくのよ。

似た波動を共有できる人たちは、強い。

一人で孤軍奮闘するより、何倍もの成果を生み出せるわ。

イヤホンで一人聞いてるより、ライブ会場に行く方が圧倒的に

盛り上がるでしょ。

アレよ。(笑)

いっしょだからといって、みな同じである必要はなく、

個性があっていいし、物理的にいっしょにいる必要もない。

集合意識への接続がはじまった人たちには、

時間や距離は意味をなさなくなっていくから。

なんとなく相手がやろうとしていることがわかる、

趣旨も方向性も意義も理解できる、

あなたがそっちやるんなら、わたしはこっちやっとこうかな、って

分担も容易に。

別に積極的に戦おうなんて気はないのだから、

侵攻を食い止められる程度の応戦力が確保できれば、それで十分。

エネルギーの大半は、ひきつづき「おたのしみライフ」に費やすの。

大いに人生をエンジョイしつつ、暮らしの基盤を守る程度に

必要なドラマはちゃんと引き受ける、参加から逃げない、って感じ。

特にあなたがリーダー職の場合、他社との競争に敗れた時点で

関係者全員を相当しんどい状況に陥らせてしまう。

世の中、殺伐ゲーム全開中の会社ばっかなんだから、

彼らの競争力=戦闘力たるや、そうとうなものよ。

あなただけいい人/いい会社やってても、

それらに負けちゃって倒産したら意味ないでしょ。

少なくとも、関係者全員が暮らせるだけの収益性は

確保しなくてはいけないし、社員だから/身内だから甘やかす、

というのも違う。

彼らにも、応戦を求めるの。

収益化に必要な範囲の強制はしていいのよ。

命令も、指示も、むしろリーダーには必須の権能。

ハイスキル化に必要な鍛錬は、愛とも調和とも矛盾しないわ。

極論を言うと、たとえこの会社が倒産しても、

どこででも通用するスキル=戦闘力を身に付けさせることこそ、

この三次元の物理世界では最大の愛情表現じゃないかしら。

いつでも、どこででも、自分の腕一本で生きていける

職能集団に育て上げることこそ、むしろリーダー最大のミッション。

ストレートに結果を求め、歯に衣着せずに改善を要求する。

それこそが、彼ら/彼女たちの幸せで安定した人生を作るのよ。

いい?

それがね、実は「創造者たちを創造していく」という、

リーダー職にだけ可能な喜びなの。

「被造者」にすぎなかった部下たちが「創造者」に変わり、

自分の主人として、自ら豊かな人生を切り拓いていけるようになる。

それが成長であり、進化であり、生命の大いなる流れ。

そのプロセスに奉仕できることこそ、

リーダー職の最大の歓びなんじゃないかと、筆者は思ってるわ。

リーダー職じゃなくてもいいのだけれど、一般に、

人が「他人への奉仕」にむかうとき、「生きがい」が生まれる。

生命の灯に力強い炎がともるようになるの。

直感が鋭くなる。

力が湧いてくる。

生きよう、表現しよう、改善しよう、という意欲も。

源の一部として、源へと還る本来の流れに乗り、

源自身を経験していく「自分との対話」がはじまるからよ。

愛とか光とか言うのではなく、愛や光として生きはじめるの。

愛と光が、自然に内面にともりはじめる。

人はそれを、「進化」と呼んでいる。