『ヒミツ』第8巻 21 創造と被造2

2023.12.21 その他

21 創造と被造2

筆者はここしばらく、胃痛に悩まされている。

原因はコーヒー。

酒もタバコもやらないので、彼にとっては唯一の嗜好品。

無農薬の有機生豆を取り寄せ、飲む分だけ少量を自宅で焙煎し、

飲む直前に挽くというこだわりぶり。

毎日5杯も6杯も、すきっ腹でも関係なく飲むので、

胃がただれちゃってる。

年を取ると胃粘液の分泌量が減り、粘膜自体も薄くなりがち。

そこへクロロゲン酸やカフェインの誘導で胃酸が日に5回も6回も、

食事とは別に放出されるものだから、そりゃ荒れもする。

そんなこと続けてたら、胃に穴が開いたり、最悪胃ガンになったり。

先日は、キリキリ痛むので、食事ができない日もあったくらい。

妻からは内科の受診をすすめられたけれど、彼はそうしなかった。

生活様式の方を改めることにしたの。

・当面、原則としてコーヒーは飲まない

朝夕、湯船で温まる

・西洋の化学薬品ではなく、漢方の「六君子湯」を併用

・冷たいものは飲まない、添加物まみれの加工品も原則食べない

・日々、たのしいことに意識をフォーカス

・早寝早起き&朝は生野菜ジュース

・毎週、近所の温泉へ&週に1回はサウナ

やってみると、1週間でかなり改善してきた。

1日1杯くらいなら、もうコーヒーを再開しても

なんとかなりそうだけれど、ついでにカフェイン中毒も直したいので、

もうちょっと続けようと思ってる。

彼のこうした姿勢は、

少し一般とは異なっているかもしれないわね。

彼はもう10年以上、健康診断に行ってない。

「医猟の狩場」と化していることを知ってるから

意識はフォーカスした対象を拡大&強化する。

体調が悪いと、その方面の本を何冊も読んで研究したり、

しょっちゅう検索して調べまくる人が多いけれど、

現代社会でそれは自滅行為じゃないかな、と彼は感じてるの。

そうした行為は、「わたしは治療や対策をしていきたいんです」、

という宣言になっちゃうから。

治療や対策ができるようになるには、その病気になることが必要。

当然、悪化するほどよい。

かくして、治そう、対策しよう、生き残ろう、健康になろうと

意識を集中するほど、「無意識」は逆方向の選択をくりかえす。

小さな施術をきっかけに、もっと本格的なものが必要になる。

投薬も、通院も、食事制限も、なにもかもが

さらに次なる治療や対策をもとめてくる。

頭の中はつねに不安でいっぱいなので、

それもまた宣言として機能し、なにをやるにしても

心配せざるを得ない状況ばかりを引き寄せ続ける。

かくして、苦難の多い人生に。

冷静に考えてみて。

もしあなたが、なりたい自分になれているのだとしたら、

なにも問題はない。

過去の判断も選択も正しかったということであり、

その考え方/価値観のまま進んだらいい。

でも、なりたい自分になれていないのだとしたら、

過去に積み上げてきた、自分が正しいと思う判断、

こうすべきと考えて実行してきた行動の数々は不適切だった、

ということにならないかしら?

あなたが退けた、他人の考えの方が正しかった、って

ことにならない?

筆者は、一般とは少し違う対応をしてる。

宇宙の摂理と意識の機能を、上手に使っているの。

解決策は遠くのどこかにあるのではなくて、

つねに手元に、すでに、もともと、ある。

あなたが気づき、見つけてくれるのを待ってるの。

たしかに彼にも凸凹はあり、個別の出来不出来はある。

でも、全体としてはおおむねなりたい自分になれており、

世間一般の基準からすれば大いに成功し、

非常に大いに人生をエンジョイしているわ。

それはね、彼がつねに行動修正してるからなの。

自分の「正しさ」に、いつも疑問を投げかけてるから。

問い、インスパイアを受け取り、自分自身と二人三脚しながら、

1つずつ日々の暮らしを改善し工夫を積み重ねながら、

彼なりに進化の階段を上がってきた。

その積み重ねが、「おおむね、なりたい自分になれてる」という事実。

・お金には不自由しない

・やりがいのある仕事

・1日あたりの労働は1h未満

・インスパイアを受け取りながら、波動で稼ぐ

・精神性が高く、充実した趣味

・毎月旅行に行ける経済的/時間的/ビジネス的な余裕

ただし、ここには、別にいいも悪いもない。

あるのは、あなたがなにを経験していきたいか、だけ。

なりたい自分を経験してもいいし、

なりたい自分にはなれない自分を経験してもいい。

すべては、あなた自身の選択。

すべての材料は、すでに手元にある。