『ヒミツ』第8巻 21 創造と被造2
21 創造と被造2
筆者はここしばらく、胃痛に悩まされている。
原因はコーヒー。
酒もタバコもやらないので、彼にとっては唯一の嗜好品。
無農薬の有機生豆を取り寄せ、飲む分だけ少量を自宅で焙煎し、
飲む直前に挽くというこだわりぶり。
毎日5杯も6杯も、すきっ腹でも関係なく飲むので、
胃がただれちゃってる。
年を取ると胃粘液の分泌量が減り、粘膜自体も薄くなりがち。
そこへクロロゲン酸やカフェインの誘導で胃酸が日に5回も6回も、
食事とは別に放出されるものだから、そりゃ荒れもする。
そんなこと続けてたら、胃に穴が開いたり、最悪胃ガンになったり。
先日は、キリキリ痛むので、食事ができない日もあったくらい。
妻からは内科の受診をすすめられたけれど、彼はそうしなかった。
生活様式の方を改めることにしたの。
・当面、原則としてコーヒーは飲まない
・西洋の化学薬品ではなく、漢方の「六君子湯」を併用
・冷たいものは飲まない、添加物まみれの加工品も原則食べない
・日々、たのしいことに意識をフォーカス
・早寝早起き&朝は生野菜ジュース
・毎週、近所の温泉へ&週に1回はサウナ
やってみると、1週間でかなり改善してきた。
1日1杯くらいなら、もうコーヒーを再開しても
なんとかなりそうだけれど、ついでにカフェイン中毒も直したいので、
もうちょっと続けようと思ってる。
彼のこうした姿勢は、
少し一般とは異なっているかもしれないわね。
彼はもう10年以上、健康診断に行ってない。
意識はフォーカスした対象を拡大&強化する。
体調が悪いと、その方面の本を何冊も読んで研究したり、
しょっちゅう検索して調べまくる人が多いけれど、
現代社会でそれは自滅行為じゃないかな、と彼は感じてるの。
そうした行為は、「わたしは治療や対策をしていきたいんです」、
という宣言になっちゃうから。
治療や対策ができるようになるには、その病気になることが必要。
当然、悪化するほどよい。
かくして、治そう、対策しよう、生き残ろう、健康になろうと
意識を集中するほど、「無意識」は逆方向の選択をくりかえす。
小さな施術をきっかけに、もっと本格的なものが必要になる。
投薬も、通院も、食事制限も、なにもかもが
さらに次なる治療や対策をもとめてくる。
頭の中はつねに不安でいっぱいなので、
それもまた宣言として機能し、なにをやるにしても
心配せざるを得ない状況ばかりを引き寄せ続ける。
かくして、苦難の多い人生に。
冷静に考えてみて。
もしあなたが、なりたい自分になれているのだとしたら、
なにも問題はない。
過去の判断も選択も正しかったということであり、
その考え方/価値観のまま進んだらいい。
でも、なりたい自分になれていないのだとしたら、
過去に積み上げてきた、自分が正しいと思う判断、
こうすべきと考えて実行してきた行動の数々は不適切だった、
ということにならないかしら?
あなたが退けた、他人の考えの方が正しかった、って
ことにならない?
筆者は、一般とは少し違う対応をしてる。
宇宙の摂理と意識の機能を、上手に使っているの。
解決策は遠くのどこかにあるのではなくて、
つねに手元に、すでに、もともと、ある。
あなたが気づき、見つけてくれるのを待ってるの。
たしかに彼にも凸凹はあり、個別の出来不出来はある。
でも、全体としてはおおむねなりたい自分になれており、
世間一般の基準からすれば大いに成功し、
非常に大いに人生をエンジョイしているわ。
それはね、彼がつねに行動修正してるからなの。
自分の「正しさ」に、いつも疑問を投げかけてるから。
問い、インスパイアを受け取り、自分自身と二人三脚しながら、
1つずつ日々の暮らしを改善し工夫を積み重ねながら、
彼なりに進化の階段を上がってきた。
その積み重ねが、「おおむね、なりたい自分になれてる」という事実。
・お金には不自由しない
・やりがいのある仕事
・1日あたりの労働は1h未満
・インスパイアを受け取りながら、波動で稼ぐ
・精神性が高く、充実した趣味
・毎月旅行に行ける経済的/時間的/ビジネス的な余裕
ただし、ここには、別にいいも悪いもない。
あるのは、あなたがなにを経験していきたいか、だけ。
なりたい自分を経験してもいいし、
なりたい自分にはなれない自分を経験してもいい。
すべては、あなた自身の選択。
すべての材料は、すでに手元にある。