『ヒミツ』第8巻 20 創造と被造1
20 創造と被造1
あなたは、さまざまな時空間に同時に存在しているんだった。
複数の次元にまたがって。
しかも、かなり上の方によ。(笑)
だから、あなたが望むのであれば、ほんとうはやすやすと
「支配―搾取」の構造から抜け出せる。
今回の人生に必要な豊かさは、いつだって入手可能。
あなたが望むのであれば。
・・・でも、現実はかならずしもそうなってない。
あなたの望みがかないにくい理由を、あらためて考えてみましょう。
原因は、主に2つある。
1つ目は、人類の多くは「望み」の内容を理解してない、ということ。
みんな、欲望と必要性を勘違いしてる。
欲望はね、叶うこともあれば叶わないこともある。
それは物理的諸条件に左右されやすく、地球の場合、
諸条件は主にネガティブな勢力が保有&支配している。
特にマネーに関しては、圧倒的に。
あなたの欲望が叶うかどうかは、本質的に彼らが決めてるの。
社会構造は、ラットたちには圧倒的に不利なように
作りこまれている。
税制も、会社法も、労働基準法も、各種コンプライアンスもよ。
そもそも、欲望自体が、彼らが創造したもの。
だから、彼らの意向が反映されやすい。
これを買ったら豊かになれる、これを着たら幸せになれる、
ここに行ったらたのしい時間を過ごすことがきで、
ここに泊まったらわくわくする人生が手に入る、
なんてプロモーションばっかりでしょ、世の中。
この資本主義社会では、欲望は喚起されるものであり、
商品やサービスで満たすことができ、
手に入れたらすぐ次のが欲しくなり、
消費に次ぐ消費を維持するには、
必死になって消費券=通貨の入手に人生の大半を費やさねばならない。
欲望を追いかけてると、かならずそうなるの。
欲望自体も、欲望をかなえるための仕組み=社会構造も、
最初からラットの思い通りになんかならないのよ。
でも、必要性はあなたが決めている。
彼らは関係ない。
なぜなら、それは内発的に創造されるものだから。
いい?
今回の人生の中ではなにを中心に学び、
そのためには何が必要か、どれくらいあればいいか、
いつまでに用意できてればいいか、すべてはあなたの支配下にある。
いまも、すでに、つねに、よ。
欲望を叶えようとすると、叶いにくい現実ばかりに出会う。
けれど、必要性を満たそうとすると、容易に願いが叶う。
人類の多くは、ここを混同しているの。
そして、必要性を自在に叶えられるようになった人は、
その必要性を必要なだけ拡張していけるようにもなる。
そこまで来た人たちは、もはやラットじゃない。
当然、殺伐としたレースから出ることができる。
だから、その人の「必要性」は、ますます叶いやすくなっていくの。
願いが叶いにくい理由の二つ目は、「望み方」を理解していないから。
メカニズムの問題よ。
あなたが文句を言う場面を想像してみて。
あなたは、自分の意思で文句を言ったわけでしょ。
だれかに言えと強制されたわけじゃないし、
言えと脅されたわけでもない。
あなたは自分の意思で、文句を言った。
宇宙ではね、あなたの自由意思はなによりも尊重されるの。
文句を言うということは、
「わたしは文句を言いたいんです」という意思表明であり、
「わたしは、ケチのひとつも付けたくなる現実を創造します」
と宣言したことになっちゃうのよ。
だから、あなたの希望通りに、みじめな現実ばかりが引き寄せられてくる。
それらはみな、あなたが自分の意思で引き寄せた苦労たちなの。
特に「被害者」の人は、それを全力でやってる。
これら2つの機序が理解できるなら、脱出方法もまたすぐわかるでしょ。
そう、いまの自分に必要なことたちに、感謝するの。
「平和な日本で暮らせて、ありがたないなぁ」って。
職場にはいろいろ問題もあるけれど、
「仕事があるって、ありがたいことだよなぁ」って、ぐあいに。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』なんか見ると、
現代日本に生まれてほんとうに幸せだな、ありがたいなって実感できる。
感謝は、「わたしは、こうした喜ばしい経験を創出します」という宣言であり、
くりかえしているうちに、あなたの周囲は「ありがたいなぁ、助かるわぁ」って
できごとばかりが引き寄せられる。
特に、他人の意向に左右されにくい、
もともとあなたの支配下にある「必要性」たちは、敏感に反応するわ。
すぐさまあなたの指示に従い、あなたの元に結集しはじめる。
あなたがより良く、より豊かに、「必要な経験」をしていけるように。
筆者はこうやって、叶えられる範囲を少しずつ広げていき、
たいして労働しなくても必要な豊かさを入手できる状況を
創っていったのよ。
この三次元の物理世界は抵抗が大きく、タイムラグもある。
他人たちの望みとの錯綜や、支配勢力からの妨害も多い。
コンスタントにポジティブな気持ちでいられるわけじゃないので、
宇宙への宣言もあっち行ったり、こっちに曲がったり、一定じゃない。
スムーズにすいすい、というわけにはいかないの。
だから、どうしても時間や手間がかかる。
でも、可能なのよ。
できるの。
まちがいなく、だれにでも、100%可能。
あなたの目の前には、事実としてそれを実践し、
実際に達成した人がいる。
彼は、「可能である」、ということを身をもって証明してるのよ。
ハイちゃんと二人三脚するあなたなら、きっとできる。