『ヒミツ』第8巻 20 創造と被造1

2023.12.20 その他

20 創造と被造1

あなたは、さまざまな時空間に同時に存在しているんだった。

複数の次元にまたがって。

しかも、かなり上の方によ。(笑)

だから、あなたが望むのであれば、ほんとうはやすやすと

「支配―搾取」の構造から抜け出せる。

今回の人生に必要な豊かさは、いつだって入手可能。

あなたが望むのであれば。

・・・でも、現実はかならずしもそうなってない。

あなたの望みがかないにくい理由を、あらためて考えてみましょう。

原因は、主に2つある。

1つ目は、人類の多くは「望み」の内容を理解してない、ということ。

みんな、欲望と必要性を勘違いしてる。

欲望はね、叶うこともあれば叶わないこともある。

それは物理的諸条件に左右されやすく、地球の場合、

諸条件は主にネガティブな勢力が保有&支配している。

特にマネーに関しては、圧倒的に。

あなたの欲望が叶うかどうかは、本質的に彼らが決めてるの。

社会構造は、ラットたちには圧倒的に不利なように

作りこまれている。

税制も、会社法も、労働基準法も、各種コンプライアンスもよ。

そもそも、欲望自体が、彼らが創造したもの。

だから、彼らの意向が反映されやすい。

これを買ったら豊かになれる、これを着たら幸せになれる、

ここに行ったらたのしい時間を過ごすことがきで、

ここに泊まったらわくわくする人生が手に入る、

なんてプロモーションばっかりでしょ、世の中。

この資本主義社会では、欲望は喚起されるものであり、

商品やサービスで満たすことができ、

手に入れたらすぐ次のが欲しくなり、

消費に次ぐ消費を維持するには、

必死になって消費券=通貨の入手に人生の大半を費やさねばならない。

欲望を追いかけてると、かならずそうなるの。

欲望自体も、欲望をかなえるための仕組み=社会構造も、

最初からラットの思い通りになんかならないのよ。

でも、必要性はあなたが決めている。

彼らは関係ない。

なぜなら、それは内発的に創造されるものだから。

いい?

今回の人生の中ではなにを中心に学び、

そのためには何が必要か、どれくらいあればいいか、

いつまでに用意できてればいいか、すべてはあなたの支配下にある。

いまも、すでに、つねに、よ。

欲望を叶えようとすると、叶いにくい現実ばかりに出会う。

けれど、必要性を満たそうとすると、容易に願いが叶う。

人類の多くは、ここを混同しているの。

そして、必要性を自在に叶えられるようになった人は、

その必要性を必要なだけ拡張していけるようにもなる。

そこまで来た人たちは、もはやラットじゃない。

当然、殺伐としたレースから出ることができる。

だから、その人の「必要性」は、ますます叶いやすくなっていくの。

願いが叶いにくい理由の二つ目は、「望み方」を理解していないから。

メカニズムの問題よ。

あなたが文句を言う場面を想像してみて。

あなたは、自分の意思で文句を言ったわけでしょ。

だれかに言えと強制されたわけじゃないし、

言えと脅されたわけでもない。

あなたは自分の意思で、文句を言った。

宇宙ではね、あなたの自由意思はなによりも尊重されるの。

文句を言うということは、

「わたしは文句を言いたいんです」という意思表明であり、

「わたしは、ケチのひとつも付けたくなる現実を創造します」

と宣言したことになっちゃうのよ。

だから、あなたの希望通りに、みじめな現実ばかりが引き寄せられてくる。

それらはみな、あなたが自分の意思で引き寄せた苦労たちなの。

特に「被害者」の人は、それを全力でやってる。

これら2つの機序が理解できるなら、脱出方法もまたすぐわかるでしょ。

そう、いまの自分に必要なことたちに、感謝するの。

戦争でひどい目にあってる人たちが、いっぱいいる

「平和な日本で暮らせて、ありがたないなぁ」って。

仕事を失った人たちもたくさんいる

職場にはいろいろ問題もあるけれど、

「仕事があるって、ありがたいことだよなぁ」って、ぐあいに。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』なんか見ると、

現代日本に生まれてほんとうに幸せだな、ありがたいなって実感できる。

感謝は、「わたしは、こうした喜ばしい経験を創出します」という宣言であり、

くりかえしているうちに、あなたの周囲は「ありがたいなぁ、助かるわぁ」って

できごとばかりが引き寄せられる。

特に、他人の意向に左右されにくい、

もともとあなたの支配下にある「必要性」たちは、敏感に反応するわ。

すぐさまあなたの指示に従い、あなたの元に結集しはじめる。

あなたがより良く、より豊かに、「必要な経験」をしていけるように。

筆者はこうやって、叶えられる範囲を少しずつ広げていき、

たいして労働しなくても必要な豊かさを入手できる状況を

創っていったのよ。

この三次元の物理世界は抵抗が大きく、タイムラグもある。

他人たちの望みとの錯綜や、支配勢力からの妨害も多い。

コンスタントにポジティブな気持ちでいられるわけじゃないので、

宇宙への宣言もあっち行ったり、こっちに曲がったり、一定じゃない。

スムーズにすいすい、というわけにはいかないの。

だから、どうしても時間や手間がかかる。

でも、可能なのよ。

できるの。

まちがいなく、だれにでも、100%可能。

あなたの目の前には、事実としてそれを実践し、

実際に達成した人がいる。

彼は、「可能である」、ということを身をもって証明してるのよ。

ハイちゃんと二人三脚するあなたなら、きっとできる。