『ヒミツ』第8巻 18 夢で見る2
18 夢で見る2
筆者もまた、しょっちゅう夢と対話しているみたい。
でも、依存はしない。
できる範囲は自分でやり、人知を超えた部分を助けてもらう、
という感じ。
1 まず、自分自身に許可を出す。
高次元側からこの肉体に重なってくれている自分に対し、
この肉体の人生に関与していいよ、二人三脚で生きましょう
とアファメーション。
2 具体的に聞きたいことがある場合は、
「~に関するヒントをください」とお願いしてから寝る。
3 筆者のハイヤーセルフはお茶目で、けっこう変化球でくる。
ストレートにこうやれなんてまずなく、怖い蛇が出てきたり、
ヤンキーにからまれるとか、変なシチュエーションの夢で示唆。
それが一体なにを表しているかは、自分で考える必要がある。
4 ましてそれを各論に落とし込み、具体的な経営上の施策にするのは
すべてこの肉体側の自分。
5 打ち手が不十分だったりすると、また変な夢を見るので、
その場合は同じプロセスをくりかえす。
6 ただし筆者の場合は、そこそこ経験を積んできたので、
最近そういうのはまれ。
それよりも、気づいていないこと、見落としていることへの
警告が突然来る、という方が圧倒的に多い。
もう何十回、何百回救われたことだろう。
筆者は東北大学の大学院の博士課程まで出ており、
世の中の一般的な基準で言うと、知能は高い。
でも、上記の事実が示すように、しょっちゅう間違っている。
夢の援助がなければ、当社はとっくに潰れてるわ。
たぶん、すでに何十回も。
人間ごときの判断力はおしなべてこの程度であり、
会社を維持できるか/できないか、
発展させられるか/させられないかの差は、
肉体側の能力差よりも圧倒的にハイアーセルフの力を
活用できているか否か、の方が重要だと彼は思っているの。
天才数学者のラマヌジャンは、
自分が発見した公理の証明が全くできず、
実際の証明作業はすべて同僚に依頼していた。
筆者の場合は、自分で思いついたアイディアを具体的な施策として、
社内で運用したり展開したりする能力が欠如しており、
実作業はすべて他の幹部たちにまかせている。
このあたり、安易にすべての能力はくれず、
仲間と協同するなかで学びながらなにかを成し遂げていく、
という形になっているところが、
一歩一歩の成長を見守るお母さんみたいね。
安直にスーパー・パワーを授けてくれる
ネガティブな存在たちとの決定的な差。
京セラ&KDDIを創業し、一代で「兆円」企業に育てた稲盛さんのいう