『ヒミツ』第8巻 15 頭で見る5
2023.12.15
その他
15 頭で見る5
世界各国、経済減速が急ピッチで進んでいるわね。
景気が悪化すると需要が減少するため、
物やサービスの値段は下がっていく。
必然的に、金利にも低下圧力が増していく。
物価が下がれば、国民生活はちょっと一息つけるかも。
・・・・というタイミングで、なぜかたまたま偶然にも、
世界では主要な海上交易路が一斉にピンチを迎えつつある。
中東の石油と世界をつなぐホルムズ海峡は、米軍と現地勢力の緊張で。
当然、世界貿易はあらためて停滞方向へと向かい、
せっかくインフレが緩和されそうってところに、
なぜかたまたま偶然が重なって、
各国のデフレ兆候はあらためてインフレに転換され直される。
正確に言うと、デフレ基調下だけれど、燃料や食料など、
生活に直結する一部の生活必需品だけは値段が高いまま、
なぜか入手しづらい状況がつづいていく。
それどころか、実際になぜかたまたま偶然にも危機が重なり、
アフリカをはじめとする途上国だけじゃないの。
個別の事情がいろいろあり、プロセスを見ていけば
偶然に偶然が重なっているように見えるかもしれない。
けれど、結果から逆算する筆者には、明確な1本の線が見える。
「必然」「作為」という、そして「国民たちの削減」という1本の線が。
あなたはどう?
(2023年12月11日午後の仙台市二口峡谷上空。