『ヒミツ』第8巻 2 世界のあり方3
2 世界のあり方3
世界は、「その人が世界に関わる、その関わり方」の集合。
人々は、「その人が他人に関わる、その関わり方」の集合。
似た波動の人たちが集まって、似た世界が創られる。
だいたい似てるけどちょっと違う波動の人たちがちょっと惹かれ合い、
だいたい似てるけどちょっとだけ違う「隣接世界たち」が創られる。
他方では、逆の機序で、かなり異なった「遠方世界たち」
が作られていくけれど、異なった波動の人たちは離散し、
異なった世界たちは、あなたの世界から離れていく。
あまりにも離れた世界Xや人々Xは、
この分厚い近接世界たちに阻まれて、
あなたたちの世界Aには近寄れない。
因果律の到達範囲から、事実上外れてしまうの。
その外れっぷりもまた強化されていくので、
時間が経てば、永遠に交わることがなくなるわ。
そう、完全なる分岐。
地球版ダブル・マインドの完成よ。
これまでの「地球1.0」は殺伐専用世界として、残る。
減少していく人口と、格差の拡大、
搾取や支配といった構造的諸問題が噴出しながら。
他方、あたらしい「地球2.0」は覚醒専用世界として、
さらにその先の進化を目指す人々の、慈愛に満ちた引っ越し先となる。
愛と調和をベースに、たのしく、豊かに暮らす人々の。
こうした流れを活用するのよ。
まず、ユニット1の中で、自分たちはこうした世界で暮らしたい、
自分はこういう自分になりたいと話し合い、言語化する。
文章にして、目標を設定するの。
「暮らしたい世界」は共通目標。
企業で言うなら、こういう会社にしていきたいという、経営理念ね。
「なりたい自分」は個別目標。
あなたが自分だけで決めるもの。
それを週次の行動項目に落とし込み、
具体的に、個別に、なにをどう変えていくか、
毎週PDCAを回していく。
3年間回し続ければ、見違えるような変化が手に入るはずよ。
これやったら一発で万事解決、なんて飛び道具なんかあるわけない。
改革ってね、この個別具体的な行動項目の集合なのよ。
日々のPDCAのこと。
企業の場合、それがそのまま参入障壁となる。
特許なんかよりはるかに強力。
AIには不可能。
筆者の会社はね、いま全社的にそれに取り組んでいるの。
「世界たち」を創っているのよ。