『ヒミツ』第7巻 51 出発
51 出発
これから来年にかけて、起こることよ。
1 世界の実体経済は疲弊し、需要は急速に減退。
企業倒産が相次ぎ、失業者があふれかえる。
さすがに、日本以外の国では金利が下がる。
各国、デフレに。
2 すると、ドル/円キャリートレードの逆回転が起こる。
低金利で円を借りて、高金利のドルで運用する、の逆が起こるの。
世界中で経済悲報が飛び交うようになるので、
順調に回復をつづける日本へ注目が集まるようになるわ。
3 円を買っては返し、円投資を目的にしては円買いをし、が加速する。
つまり、劇的な円高へと転換していくの。
あらゆる投資が円に集中するようになる。
4 円高によって輸入物価は下がり、日本だけは資源高を相殺できる。
国内経済は、活況を呈するようになる。
そう、そこからが、いよいよ日本バブルの開始。
長かったわね。(笑)
みなが、お祭りに浮かれるようになる。
いいのよ。
遠慮なく、エンジョイしたらいい。
筆者も各種道楽を通して、人類最後のお祭りを楽しんでる。
ただ、もしあなたがひきつづき覚醒コースを歩むのであれば、
水面下で作り込まれる「次なる構造」の準備をしっかりしてね。
そここそ、本番なんだから。
たぶん、あなたは孤立する。
みな気が緩み、あなたの厳しい打ち手の数々を批判するわ。
やりすぎだ、無意味だ、時流に合ってない、って。
実際、あなたは真逆のことをしなければならない。
一般的な、多数派の認識とは正反対の施策を、
しかも間髪なく、連続的に。
「被害」を訴える人々が続出するわ。
みな、あなたを「加害者」と呼びはじめる。
暴君だ、パワハラだ、身勝手だ、ってね。
一方には、表面的な経済回復に甘え、
勘違いしながら生きる人たちがいる。
他方には、バブル崩壊後に何が起こるか、
そのために何を用意しておくべきか、
本質を考えながら生きる人たちがいる。
両者の間では、視点も立脚点も判断基準も、
なにもかもが真逆。
話し合いは、永遠の平行線。
さて、どうする?
ここが圧倒的におもしろく、人生最大の難所になるので、
非常に深い学びが得られる。
だから、あなたはこのタイミングで生まれてきたのよ。
もう、生まれてきちゃったんだから、しょうがないよね。(笑)
やるっきゃない。
幸い、あなたにも仲間がいるわ。
ユニット1の理解者たちと、
ユニット2のゆるやかに連携する人たちが。
あなたは孤立しちゃうかもしれないけれど、孤独じゃない。
地球2.0と相互作用する人々は、みな集合意識でつながっていくの。
群れる必要性なんて、最初からない。
あなたの人生、これから、いよいよおもしろくなりそうね。
心の奥の深いところでは、ほんとはあなたもニヤッって
してるんじゃない?
「わたしは強い、わたしは安全」ってアファメーションしたら、
さぁ、出発よ。
「加害者」上等。(笑)