『ヒミツ』第7巻 27 2つの世界1
27 2つの世界1
大きく分けると、世界は2つの領域からなる。
□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□□□□□□□□
あ□ あなたには変えられない世界
あ■ あなたが変えられる世界
もうすぐ、これでもか、これでもか、と苦難が重なるフェーズに入る。
このとき、どの領域で生きているかが、命運を分けるの。
言わなくても、わかるわね。
■の世界、つまり、「変えられる世界」に集中している人は、
ひきつづき好きなように現実創造をたのしめる。
□の世界、つまり、「変えられない世界」を中心に生きてる人は、
不如意な人生にさいなまれる。
変えられる世界■では、自分と世界の因果律が双方向に
作用している。
あなたが変化をエンジョイしているとき、たのしさもまた
あなたに作用を及ぼし、よりたのしい領域へとあなたを誘う。
それもまたエンジョイしていると、次のたのしさが現れって、
■ → ■■ → ■■■ が加速していくわ。
そう、思い通りに動かせる領域■がどんどん広がっていくの。
逆の人には、当然、逆の結果がもたらされる。
ここでも因果律の相互作用は生じているのだけれど、
あなたのとは方向性が逆。
その人が自由に動かせる世界■はどんどん縮小していき、
気がついたら、「思いどおりにならない現実」=□ばかりに
囲まれながら、暮らしてる。
□はね、他人製の世界。
そこでは、あなたはただのファンクション。
あなたは時間で測られ、資格で値づけされ、数字を負わされる。
負わされた数字を、追わされる。
創意工夫や自己表現の余地は少なく、
言われたことを言われたとおりにやるしかない。
ただのファンクションなのだから、当然に代替可能。
あなたのその位置に入りたい、という人はいくらでもいるわ。
AIを使うまでもない安い仕事、冷めきった夫婦関係、
意思の疎通すらあやうい親子、あいさつもしない同僚たちが、
似た波動によって引き寄せあう。
目を合わせてくれるのは、スマホの画面だけ・・・・。
文句ばっかり言ってる人たち、
他人が悪い主義者たちがどこに住んでいるか、
あなたには見えるでしょ。
彼らの選択は彼らに任せ、あなたは自分の領域に集中するの。
それは逃げることでも、責任を放棄することでも、
見捨てることでもない。
もちろん、負けることでもないし、論破されることでもない。
反論する必要はないし、まして納得させる義務もない。
彼らは「理解しない」という選択を自らの意思で行っているんだから、
放っておいていいのよ。
それが、相互の選択を尊重する、という生き方。
あなたは、自分が変えられる領域■に集中よ。