『ヒミツ』第7巻 7 おかしな動き4

2023.10.19 その他

7 おかしな動き4

なぜ中東で、壮大な田舎プロレスがはじめられる

ことになったのか?

それはね、通貨政策が手詰まりをむかえているからなの。

インフレ対策と称し、金利を上げることで、

世界経済をどん底へ突き落していきたい。

こんなにひどい状況下でも、あともう一段、

さらに金利を引き上げたいのよ

これが、グローバルおじさんたちがやろうとしていること。

そのためには、インフレの維持が不可欠。

ところがいま、インフレが維持できなくなりつつある。

インフレには2種類の原因があるわ。

①供給より需要の方が高く、欲しい人の方が多いため、

値が上がっていくもの。

②景気が良く、作るそばから売れていって、給料も上がり、

景気の好循環の影響で値が上がっていくもの。

今回は、やりすぎコロナ対策禍によって、

世界中の供給網がマヒ状態に追い込まれた。

そこへ、ロシアvsウクライナ戦争が起こされ、

制裁合戦がさらに追い打ちをかけた。

しかも、自然ではない自然災害が多重的に多発することで、

さらにさらに輪をかけた。

これらに共通するのは、供給がタイトになったから

値が上がるという、①型のインフレだということ。

当然、供給網の問題を解決することが、正解になる。

にもかかわらず、なぜか各国の統治エリーたちは、

そろいもそろって同じ方向で間違い、

なぜか供給網の回復ではなく、

利上げ=金融政策一辺倒の対応をつづけてきた。

これは、②型のインフレ対策。

利上げをすると、資金の調達コストが上がるので、

消費者は借金をしてまで買い物をしなくなる。

企業は設備投資や事業拡大を抑制し、採用を控え、

経済活動が低調になっていく。

過熱しすぎた経済を冷ますことでインフレを抑制する、

という効果は確かにあるのだけれど、

供給網の問題は解決してくれないの。

・・・しかし、よ。

高金利政策も、やりすぎるとデフレを誘発しちゃう。

景気が冷えすぎると、消費者も企業もお金を使わなくなり、

需要が急減する。

あるところまで行くと、買いたい人がいなくなるので、

今度は逆に値が下がっちゃうのよ。

本来であれば、買えるところまで下がりきると、

今度は逆に買える人が増えはじめるので、一般的な景気循環であれば

そこから回復への道がはじまっていく。

けど、それだと、彼らは困っちゃうの。

景気の悪化とインフレの持続を、長期固定化しておきたい。

人々の暮らしを、どん底のままにしておきたいの。

増えすぎた人口を抑制するには、それ以外に方法はない。

そのためには、エネルギー価格の高騰を誘発し、

高止まり状態を長期にわたって維持することが近道。

ここまできたら、あなたにもわかるわね。

なぜこのタイミングで、中東田舎プロセスが引き起こされているのか。

世界はこうやって動かされているの。

おかしなエネルギーに共鳴した、統治エリートたちによって。

そして、それを支持する多数派の国民たちによって。