『ヒミツ』第7巻 4 おかしな動き2
4 おかしな動き2
おかしな動きをする人たちは、そこかしこにいるわ。
「国際共産主義」なんて思想面まで踏み込むから
特殊に見えるだけであって、本質はそこにはない。
共鳴してるエネルギーの質、集まってきやすい仲間の特徴、
くりかえされる選択の方向性、といった方が正確よ。
ご近所さんにも、社内にも、クラス内にも、ご家庭にも、
そこかしこにふつうにいるのよ。
大事なことなのであえてくりかえすけれど、
だからダメということではないの。
何を経験したいかが異なる、ってコト。
人はみな、無意識のうちに自分でそれを選択してる。
ただ、それだけよ。
あなたは、あなたの選択をすればいい。
生きることは、選択することだった。
そして、「どのような選択をしていくか」を選択するのも、
またひとつの選択。
あなたが自由に決めていいの。
筆者の場合は、
・苦労やドロドロ系はさんざんやったので、もういい
・人生の後半は、豊かに、たのしく、軽やかに生きる
・子と遊び、犬と戯れる
・車道楽、ピアノ、アウトドア、映画が趣味の中心
・アルコールはイベントの時だけ
・ベッドで「ありがとう」と言ってから寝る
って感じ。
彼は先日、久しぶりにいい映画を観た。
アナログ。
脚本も演出もちょっとベタすぎるけれど、
あの「色と欲と暴力」にまみれていたビートたけしに
何があったのだろう?
主人公の女性がときおり見せる、不思議な直感。
あたらしい時代の生き方を端的に見せてたんじゃないか、って思う。
最近では、おかしなエネルギーに共鳴していない
作品を探す方がむつかしいのだけれど、この作品はまともだったわ。
ただし、飲酒場面が多いので、そこだけは気をつける必要がある。
まあ、もしかしたら、そこがほんとの、、、って裏読みしてると
観れる作品がなくなっちゃうので、細部には目をつむるしかないわね。
あなたなら、自分で「質」を感じ取れる。
それぞれの選択の。