『ヒミツ』第6巻 33予習復習3
33予習復習3
大事な復習もしておくわね。
この宇宙において、少なくとも人間の暮らしにかかわる範囲では、
偶然はないんだった。
できごとは、100%、すべて必然。
だれかの意識、だれかたちの意識で構成されている。
ただし、構成の度合いについては差があるわ。
大きい方から順に、
0大いなる存在枠
1集合意識枠
2個人の魂枠
3肉体側個人の無意識枠
4肉体側個人の意識枠
5肉体側個人の欲望枠
って感じかしら。
人間は、わずかしかない4や5でさえ、思い通りには動かせない。
大半の人たちは、他人製の「4意識枠」をなぞるよう操作され、
作られた「5欲望枠」ばかりを追うよう、仕向けられているから。
人間が主人なのではなく、他人製の枠の方が主人化しちゃってる。
そんな状態で、あなたの願いがかなうわけ、あると思う?
あなたの願いはかないにくい。
みな、世の中は思い通りにならない、って思ってる。
ほんとうは、1~5すべてが、
制作者それぞれの「思い」の通りなのにね。(笑)
発想を転換してみない?
フォーカスすべき対象が、逆だったのよ。
みな、他人が操作している「4意識枠」や、
他人によって追うよう仕向けられている「5欲望枠」
ばかり見ているの。
かなえよう、かなえようとして。
そうじゃない。
それだと、逆効果。
むしろ、積極的にかないにくくなる。
もっとも重要なのは、自分よりも大きな存在がありえることを
認識し、受け入れることよ。
なんのことかわからず、オカルティックに聞こえるかもしれないけれど、
少なくとも自分が矮小であることが認識できているなら、
自分よりも大きな存在が存在しえることは、想像できるはず。
海に入らなくても、潮風を浴びるだけいい。
川で遊ばなくても、流れの音を聞くだけでいい。
そよぐ風を感じ、こすれる葉の音を聞き、
小鳥たちや虫たちのシンフォニーに注意を向けるだけで十分に、
自分のスケールをはるかに超えた「大いなる機序」が作用していることを
感じ取れるはずよ。
それがすなわち、「0大いなる存在枠」「1集合意識枠」「2魂枠」。
それらを、自分の「3個人の無意識枠」に組み込むの。
筆者はそれを、「自然(じねん)との合一」と呼んでいる。