『ヒミツ』第6巻 22カーライフ2
22カーライフ2
「可能性の自由」ってね、大きいのよ。
映画を観たい、お昼寝したい、海に行きたい、
山を歩きたい、川で水遊びをしたい、
その道の先はどこにつながってるんだろ、
ワオ!こんな穴場が、って具合。
やりたいことを実現できるツールの一つとしてお金があるように、
やりたいことがある場所へ移動できるツールの一つとして車がある。
移動できる人とできない人の違いってね、想像以上の格差を生むわ。
お金がある/ないと同じくらいに。
特にXデー以降、ひきつづき「可能性の自由」を享受できる人たちと、
そうでない人たちの差はきわめて大きなものになる。
初期投資がむつかしくなるからよ。
「あたらしく持つ」が困難になると、その先の自由すべてが
閉ざされちゃうの。
筆者が意識して初期投資を行ったのは、主に下記。
①ピアノを買う
②犬を飼う
③家を買う
④バイクを買う(終了)
⑤車を買う
小さいのから大きいのまで様々だけれど、
共通するのは、初期投資はちょっと大変だけれど
ランニングコストはたいしたことない、ってこと。
アメリカにはね、生まれた州から出たことがない、
人生のすべてをその州の中だけで過ごす人たちがけっこういるけれど、
日本も似た感じになっていく。
いえ、日本だけでなく、世界中で。
移動できるってね、あたりまえの権利でも所与の条件でもないのよ。
維持するには、「自分の頭で考える」が必要になる。
たとえばコロナ騒動下、心の自由を維持し続け、
好きな場所へ自在に移動できていた人たちって、どれだけいたかしら?
並里家はキャンピングカーも併用しながら、
好き放題旅行&お出かけしてたけど、
閉じこもりっぱなしで3年間を棒に振ったご家庭って、
けっこう多いんじゃないかしら。
子や孫たちの帰省すら拒否しながら。
心の自由は可能性の自由。
それは自然な所与なのではなく、意識して作りあげ、
自分の頭で考えながら、自ら選択していくもの。