『ヒミツ』第5巻 31 屈折2
2023.05.09
その他
31 屈折2
真実は徐々に漏れ出していく。
その後もつづいているわ。
戴冠式では、最前列での参加だったわね。
国民たちは知らないけれど、たとえば天皇が欧州を訪問する際、
ロシア上空ではロシア空軍が、欧州空域に入るとNATO軍が、
イギリス上空では英空軍が、とリレー方式で護衛の編隊を組むの。
アメリカの大統領だって、そんなことはしてもらえない。
世界で唯一、天皇だけに行われる対応。
日本のほんとうの立ち位置、というものが垣間見えるんじゃないかしら。
日本のほんとうのポテンシャル、というものも徐々に姿を
あらわしはじめてる。
膠着したまま放置されていた環境整備も、
日英同盟の再締結だけでなく、NATOまでお出まし。
猫も杓子も「日本だ!日本だ!」ってなってるのに、
当の日本人たちは相変わらず自虐の世界に暮らしている。
自虐の視点から、自分たちを見るよう誘導されている。
・・・もうそろそろ、卒業しない?
「屈折」を。