『ヒミツ』第5巻 7おたのしみ2
7おたのしみ2
知ってた?
たのしみ上手は、あたえ上手だって。
自分に受け取ることを許している人は、他人が受け取ることも許せる。
逆に、たのしんでない人は、あたえようとしない。
自分に受け取ることを許していないので、他人にも許さない。
足を引っ張たり、口が達者なひとはおかしな誘導をしてみたり。
やさしくて冷たい上司、理解あふれる貧乏神って、その典型。
「ほんとそうよね。あの人たち、わかってないんだから」って、
甘い言葉であなたをいざなう。
自滅ワールドへようこそ、って。
不安や不満を抱え込んでる多くの人は、その「言葉」に惹かれるわ。
その人が実際にとっている行動とのギャップを見たり、
エネルギーのおかしな方向性を感じ取ろうとはしない。
「言われた言葉」を通して見、「言われた言葉」を思考でなぞり、
「言われた言葉」の通りを行動で写す。
「言われた言葉」通りの選択をくりかえす。
肌寒い日は増えてるのに、温暖化なんだって。
Co2を吸って生きてる植物が呼吸できなくなるのに、脱炭素なんだって。
経済がますます疲弊していくのに、制裁なんだって。
鳥さんがカゼひいたら皆殺し、豚さんがカゼひいても皆殺し。
結果、食肉が不足するのでコオロギ食べましょうとか。
自分の頭で考えない人たちは、自分に受け取ることを許さない。
他人が受け取ることも、たのしむことも許さない。
お互いに相手を誘惑し、誘惑され、手に手を取って仲良く
自滅の淵へと沈み込んでいくの。
どっかの為政者が言ってたわね。
「破滅への道は、善意で敷き詰められている」って。
ここでもまた、あなたには選択肢がある。
意識してたのしむ人になるかどうか、よ。
たのしみ上手は、あたえ上手。
あたえ上手は、受け取り上手。
これらは循環の輪を作り、周囲の人たちをまきこむことで、
大きな大きな輪へと成長していくの。
趣味をもつってね、たんなる趣味の問題じゃないのよ。
それはあなたの幸せを創造し、周囲の幸せを共鳴させ、
地域社会の豊かな礎を構築していくプロセスそのものなの。
むろん、その先には国家の礎があり、世界全体の礎もある。
世界中の人々がこの基礎工事を一斉に始めるとき、
人類はあらたな社会を手に入れ、進化のあらたなステージへと入っていく。
集合意識へのアクセス権を、みながみな手に入れるようになるの。
たのしむ人が増えるほど、あたえる人も増えていく。
受け取ることを許す人が増えるほど、社会全体が豊かになる。
当然、経済はどんどん回り出す。
さて、今日はなにしてたのしもうかな?