『ヒミツ』第4巻 47 覚醒3

2023.02.21 その他

47 覚醒3

魔法は一気に解けたりしない。

ゆっくりと、少しずつよ。

だって、せっかくの「お宝」をかんたんに手放しちゃうなんて、

もったいないじゃん。

味わいながら、1つ、また1つと、手放していくの。

それが、「ポイポイ・ワーク」だった。

ワークをつづけてきたあなたは、あたらしいパワーを身に付けつつある。

この世界で生きてくパワーよ。

いい?

タイムラインを越えて、並行世界を自在に行き来するためのパワーじゃない。

3次元世界の住人であるあなたは、どうあがいても3次元の世界からは

出られないわ。

あなたにとって並行世界は、つねに「この世界」として立ち現れるのよ。

ここを混同しないでね。

たしかに、別のタイムラインも、別の並行世界もある。

しかしそれらは、あなたに経験されるときは、つねに

「いま、ここの、この世界」として経験されるの。

どこかにパラダイスのような、別世界があるけじゃない。

そこへ脱出できれば、夢のような理想郷が広がっているわけでもない。

それらはすべて、3次元世界で肉体を持つあなたにとっては、

「いま、ここの、この世界」としてのみ顕現してくるのよ。

それは、あなたが肉体を使って世界に関わる、

その関わり方を変えることでのみ変化する。

その「変化」こそが、あなたにとってのジャンプなの。

その変化は、具体的に言うと、肉体表現を通して現実化されていく。

たとえば、迷子を見かけたのでやさしく対応してあげたなら、

あなたは「やさしさ」を創出した。

電車で席を譲ってあげたなら、あなたは「愛ある社会」の一部を創造した。

歌ったり、奏でたり、ねぎらったり、勇気を出して声がけしてみたり。

あなたの一つ一つの行動、その選択、その言葉、その考え方、その思い、

それらがすべてジャンプであり、創造であり、具現化なの。

えらい先生から、高額な受講費と引き換えに習う秘儀じゃないのよ。

あなたの日々の行動、日々の暮らしそのものが、ジャンプを構成している。