『ヒミツ』第4巻 32 二人三脚1
2023.02.07
その他
32 二人三脚1
二人三脚は、はじまったからOKというものじゃない。
維持し続けるって、意外とむつかしいのよ。
たとえば、警告調の夢を見たとしましょう。
意味深で、なにか特別なメッセージが隠れていそう。
けど、前の晩飲み過ぎちゃってて、胃がむかむかする。
はたしてその「警告調」は、どの程度のインスパイア性を反映したものだろう?
ただ、胃痛が原因なだけだったりして。(笑)
インスパイアは繊細で精妙なものなので、
中庸を保っていないと正確な判断がつかない。
生活リズムが乱れていると、感度も下がりやすい。
心の傾きが大きいと、なまじ受け取れる能力が向上しちゃってるので、
おかしな方向からのインスパイアも拾いやすい。
はたして、メッセージの通りに行動すべきだろうか?
こんな感じで、せっかくの二人三脚も生かせなくなっちゃうの。
あんまり神経質になる必要はないけれど、バランスはつねに意識しててね。
中庸を保つことは、とても大切。
おかしな団体はね、よく能力の獲得セミナーをやってる。
あなたの***を向上させ、引き寄せ力を強化します、とかね。
でも、「心の修養」の大切さは教えてくれない。
バランスをとる練習もしない。
中庸を保てていない人の能力がなまじ向上しちゃったらどうなるか、
結果は自明よね。
人生はつねに凸凹。
能力が向上したあなたにも、凹の場面は確実にやってくる。
逆に凸だって、凸凸凸凸凸 なんて、あきらかに過剰。
やりすぎて自滅、ってなりやすい。
どんな場面も腹八分目。
中庸を保ち、追いかけすぎないでね。