『ヒミツ』第4巻 22 アカルイミライ3
22 アカルイミライ3
誤解のないように、あえて言っておくわね。
世俗がだめだとか、脳の欲望はレベルが低いとか、
本質から離れるのは悪い、清貧は尊い、
人はみな愛や光を希求すべき、ってことじゃないの。
これらはすべて人間が勝手に作り上げた価値判断であり、
時代や場所や人によって変化する、ローカル・ルールにすぎない。
大いに引っかかり、大いにまみれ、大いに浸ったらいい、
というのが筆者の立場。
地球は、ネガティブなエネルギーが支配する場所であり、
もうあの手この手で、何重にも、何百重にも、
公の場でも私的な場でも、会社でも自宅でも、
それこそありとあらゆる場所に、巧妙に、
マイナス方向に誘導する「仕掛け」が張り巡らされている。
見えるようになると、ほんと、驚嘆するわよ。
よくもまあこんなに、って。
生まれてからずっとそうだし、おじいちゃんもおばあちゃんも、
先生たちも親たちも同級生たちも、みんなそれにどっぷり浸って
生きてるので、人々はそれがあたりまえだと思ってる。
ほとんどだれも、奇異になんか感じない。
例外的におかしいのは、あなたの方よ。(笑)
・・・皮肉なことに、そのネガティビティこそ、地球最大の魅力。
こんなにもネガティブなエネルギーに満ち満ちている場所なんて、
宇宙広しといえど、そうそうあるもんじゃない。
地球の悪評って、もう宇宙中にとどろいてるわ。(笑)
日本にいると感じにくいけど、たとえば
だから、あの銀河からもこの銀河からも、来訪者が絶えないの。
そんなものがあるならぜひ見てみたい、マジ経験してみたいって、
愛への昇華を終えた種族たちからは、羨望の的になってる。
彼女たちはみな、ここでしか辛酸をなめることができなくなっているから。
生まれてから一度も、愛以外を経験したことのない種族って
ある意味ではかわいそうな存在なのよ。
地球まで来ないと学べないことが、いっぱいある。
地球ほど成長の糧を得られる場所はほかにない。
だから、高次元側から、彼女たちはあなたに重なっているの。
この学び合いの構造は、地球人にとってもメリットが大きい。
彼女たちをとおして、逆に地球人たちは、
間接的に高次元側を経験することができる。
疑似的に、「未来の自分」を先行体験できるのよ。
種族全体として、人類が進もうとしているその進化の先を、
あなたは経験しはじめている。
それが、意識の力を自覚的に使いはじめる、ということ。
高次元側の自分と、二人三脚しはじめる行為。