ビジネスコンテスト3

2022.12.22 その他

コンテストを拝見していて、気になったことがひとつ。

「ペイン」「ペイン」って大人たちがよく言うもんだから、

学生さんたちもペインを見つけ、解決策を提示し、対価を得る、

というスキームに完全にはまり込んじゃってる。

当然間違いではないし、むしろ王道の起業戦略だとは思うのですが、

わたし自身はこうしたアプローチ方法を好みません。

問題は問題視するから問題になるのであって、

問題化されなければそもそも問題ではない、と思っているから。

一連のコロナ騒動など、その典型と思います。

因果律でいうと「果」の方をいくら解決してあげても、

問題自体はなくならないよ、またあたらしいのがすぐ出てくるよ、

社会を変えよう、特許を取ってすごいことを成し遂げよう、

世界を相手にデッかくビジネスしようと大人たちは言うけれど、

そうした考え方こそが現代社会をとりまく種々の問題を

生起せしめているのではないか、と思えて仕方ないのです。

意識はフォーカスした対象を拡大&強化する作用があるので、

解決しよう、解決しようと、そこにフォーカスする姿勢こそ、

次々と問題を生み出す源泉になってるんだよ、

現代人は、社会全体でよってたかってそれをやってるんだよ。

そんなスキームの中で事業を推進していると、

当然に、ご自分のビジネスにも、次から次へとペインが生起してくる。

それが、ベンチャー企業の生存率の低さに

如実に表れている気がしてなりません。。。。